職場での一般的な役割分担についてアメリカの場合を見てみましょう。 アメリカでは、業務は区分としてスタッフに割り振られています。しかも、それぞれの担当業務が細分化され明確になっていることが多いため、個々の業務に習熟することができ、より質の平均化と高品質化が実現できているそうです。 さまざまな場面でも同様です。 個別の業務内容が明確に決まっておらず、「仕事すべて」がスタッフの業務範囲と認識されている場合だと、いつまで経っても明確な業務体制が構築できていません。そのため、非効率な部分が散見されるというのです。これはつまり現場の自主性に甘んじて管理を放置していた結果だといえなくもないでしょう。 このように、任せられる部分をきちんと切り分けていくことにより、各スタッフは時間を有効に活用できるようになります。そうすれば、各案件やその判断など、より高度な独自の業務範囲に注力できるようになるのです。 |